2019年01月07日

それは戒名を書くためのアイテムですが

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葬儀を行うためにはいろんなアイテムが必要になります。そのうちの1つが位牌です。これは故人の戒名を書いた木の板みたいなモノです。これを祭壇や仏壇に置くわけですが、通夜や告別式当日は急な出来事の最中なので本格的なアイテムで対応できません。

従ってその際は簡素な白木でできた白木位牌に筆で戒名を書いて急ごしらえで対応しています。白木のそれは通夜の前の儀式の枕経の段階で戒名がそこに書かれ、その後に通夜儀式などが執り行われます。葬儀が終わると白木は祭壇に置かれたまま存置し、四十九日法要でお墓まで骨と一緒に旅をした後にお寺さんの指示に従って処理されます。

白木は生木なので永久保存は不可能です。従って永久保存できるための代替品は葬儀が終わって四十九日法要が行われるまでに仏具屋などに依頼して製造してもらいます。この時は表面に戒名が、裏面には亡くなった年月日や年齢などを記載してもらいます。今ではインターネット通販でも商売する業者が増えていて、それを通じて購入することも可能です。この時の本格的な位牌は黒に見える漆や金色などで塗り塗装を施され、そこに文字を手または機械で掘って対応しています。価格はピンキリで2000円未満で買えるのもあれば数千円以上など様々です。