2019年08月29日

式でご挨拶する委員長の選出と役割を紹介します

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葬儀つまり、通夜と翌日の告別式において、参列者に対して挨拶をするのが葬儀委員長の仕事です。本来は、集まっていただいた参列者に対してお礼を申し述べるのは親族の役割です。しかし、悲しみにくれる親族に成り代わって挨拶をするわけです。

葬儀委員長になる方は、故人が住んでいた町内会の会長という場合が昔は多くありました。しかし、現代では、葬儀社専属の司会者がその役割を担っています。例えは悪いかも知れませんが、結婚式で仲人を立てず、司会者が何でも語って進行しているようなパターンと似ていると考えます。

葬儀委員長は、親族に代わって参列者へのお礼を述べ、引き続き故人の人生をかいつまんで紹介します。生い立ちや学校のこと、職場のこと、趣味のことなどです。特に参列者の涙を誘うのは、看病していた頃のことや家族との大切なエピソードなどです。

委員長は、お通夜だけの役割ではありません。翌日の告別式の挨拶も任されています。その内容は、あまりかわるものではありません。大事な点は、親族の心中を代弁することです。悲しみの訴えと参列者への感謝、そして今後の付き合いのお願いなどです。助け合いの心から生まれてきている役まわりだと考えます。