2019年10月12日

一周忌の法要を執り行う上でのポイント

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仏教では葬儀が済んだ後にも多くの法要があり、時間を掛けて故人を偲びます。四十九日や初盆など数ある法要の中でも、特に一周忌は節目となる重要な儀式です。そのため、基本的には葬儀に参列していただいた全ての方へ、声を掛けるのが正式なやり方とされています。

しかしながら、故人との最後の対面となる葬儀とは異なり、法要のためだけに遠方から駆け付けられる方ばかりではありません。また、一周忌の法要は自宅でお仏壇を囲んで行うご家庭も多く、法要に招く側の負担も大きくなりがちです。

そこで、近年では親兄弟などの近しい親族のみで法要を行い、その他の参列者の方へは事後的に連絡をするという簡易的なやり方を行うケースも増えてきています。その際の連絡には、はがきなどの書面をもって、無事に法要を終えられたご報告と弔意に感謝する旨を記すと良いでしょう。

もし法要を欠席された方からお香典をいただいた場合には、上記の連絡に加えて、香典返しをお送りするのがマナーです。香典返しには、いただいた物の半額から三分の一程度の金額の品物を選択しましょう。茶葉やお菓子といった消えものや、貰った方が好きなものを選べるカタログギフトなどが喜ばれます。