2019年10月24日

2つの儀式にはいろんな違いがあります

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葬儀は故人がなくなった時の最期のお別れの儀式となります。人はいつ死ぬかわからないので、この儀式は突然にやらねばならない行為の1つになってしまいます。これは葬祭業者を介さないと事実上困難であり、多額のお金がかかります。

しかし近年では費用の明確化が求められる一方で、競争激化もあり、各業者は一般葬、家族葬、直葬などいろんな価格帯のプランを用意するなどして多彩化するようになりました。一方で法要は故人をしのぶための儀式であり、四十九日、1周忌、3周忌、7周忌といった具合で定期的に行うので、およそのスケジュールを事前に決めることができます。

ここでは会場使用のために自宅でなくて葬祭業者の会場を数万円程度払って使用することもできますが、葬祭業者自体は基本的には会場を貸すだけの利益となります。法要の儀式では四十九日までは祭壇に飾るカバーは銀色が表となり、これは葬儀と同じです。

しかし四十九日を過ぎるとこれをもって故人は成仏したという解釈となり、1周忌以降はカバーの色が反転して銀色は裏となり隠れてしまい、代わりに裏だった朱色が表に出てきます。また参列する人も3周忌までは真っ黒な喪服ですが、それ以降になると喪服でなくて普通のかしこまったスーツ、あるいはさらに年月が進むとジャケット程度の軽装な衣装になってきます。