2020年02月07日

お悔みの手紙にも守らなければいけないマナーがある

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訃報を受けたけれど、何らかの事情ですぐに弔問できない場合は、お悔みの手紙を送ることで弔意を伝えることが可能です。葬儀の前だけではなく、葬儀後に訃報を受けたときも、できるだけ早めに手紙を書いて送付しましょう。

お悔やみの手紙にもマナーがありますので、事前にマナーを頭に入れてから書き始めることが肝心です。まず、用意するのは白い無地の封筒と便箋です。華やかなデザインや色使いのものを避けて、シンプルさを意識して用意すると安心です。

ここで一つだけ知っておきたいのは、一重の封筒を用意しなければマナーに反してしまうことです。二重のものは不幸が重なることを連想させてしまうため、必ず一重のものを用意しましょう。そして、一枚の便箋に収まるように、短めに文章を考えることも大切です。

どのような文章にしようか迷ったときは、故人を慎む気持ちと遺族を慰める気持ちを書けば失敗しません。忌み言葉や重ね言葉を使わずに、丁寧に書いていきましょう。遺族と面識がないときは、故人との関係性も忘れずに伝えることが大切です。

ちなみに、お悔やみの手紙は遺族に宛てて書くものなので、宛名は遺族の方の名前を書くのがマナーです。薄墨の筆で書くのが基本ではありますが、もしも手元にない場合は、グレーカラーのインクのボールペンを選ぶとマナーに反することがありません。