海上保安官桜井の葬儀Q＆A

終活を行うとき、私物の整理から始めるという人は少なくありません。元気に動き回れるうちに私物を処分しておく大きなメリットは、自分にもしものことがあったときに残された遺族に迷惑がかからないことです。長い間ずっと同じ場所で生活していると、自ずと物が増えていきます。

私物が多い場合は遺族が遺品整理をするときにかなり手間がかかってしまいますので、不要なものから順番に少しずつ処分しておくと遺族の負担を減らすことができます。ただ、何も考えずに漠然と作業を始めてしまうと、作業に手間取って時間がかかってしまいます。

そこで、あらかじめ捨てる基準を自分の中で決めておくことが大切です。たとえば、数年ずっと使っていないものの多くは、これからも使う機会がないので処分するとよいでしょう。また、思い出の品で少しでも処分しようか迷ったときは、すぐに捨てずにダンボールなどに入れて保管しておきます。

時間が経過してから再度考えて処分するかどうかを決めれば、後から後悔することがなくなります。ちなみに、SNSやブログなど、デジタルサービスを利用している場合は、そちらの整理も検討しなければいけません。すぐに利用を停止するのではなく、ログインIDやパスワードといった必要な項目をノートなどにメモしておけば、後から遺族に退会手続きや解約手続きをしてもらえるので安心です。