2020年04月09日

永代供養のお参りの仕方と遺骨の取扱い

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今日では少子高齢化や核家族化が進んでおり、最近ではお墓のあり方が見直されるようになってきました。これまでは先祖代々のお墓を子孫が受け継ぐのが当たり前でしたが、現代ではそもそもお墓を受け継ぐ子孫が居なかったり、子供が居たとしても独立して遠方に住んでいたりすることも珍しくありません。

そのような場合に、子孫に代わってお寺がご先祖様の供養をしてくれるのが、永代供養と呼ばれるサービスです。お寺に永代供養を依頼しておけば、お墓を守る子孫が途絶えてしまってとしても、将来に渡って供養を続けてもらえます。

お寺に供養してもらうとは言っても、もちろん普通にお墓参りをするように、ご先祖様へお参りすることも可能です。ただし、永代供養では故人の遺骨をお寺に預けるケースが多く、他の方と合同で管理されているのが一般的であり、お参りの際にも共同の供養塔や慰霊碑のようなものへ手を合わせることになります。

このような形態では個人の遺骨を特定することが難しくなりますが、それに抵抗がある場合には遺骨のみ自宅で保管するという方法をとることも可能です。どのような形であっても、遺族に負担がかかることのない方法で、ご先祖様をお祀りできるのが最善でしょう。