2020年09月11日

先祖からのお墓へお参りし、永代供養する責務

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人は誰でも親から子へ、子から孫へと代々受け継がれていくので人が亡くなれば遺骨は先祖伝来のお墓へ納められ、次の代がお参りし、供養していくわけです。先祖の代から同じ地域で暮らしていればお墓は地元の寺院で供養されていることが多いようです。

ところが、高度経済成長時代の頃から親元から離れて大都市圏などで就職し、結婚してそのまま家庭を持つ人が増えました。その後、時折り親元へ帰郷して故郷のお墓へお参りを繰り返していても親が亡くなってしまうと帰郷する機会が減ってしまうわけです。

しばらくは寺院に永代供養をお願いして供養してもらえるので時折り帰郷し、お参りして凌げます。ところが、寺院との檀家関係は次第に疎遠になっていくようです。寺院に永代供養料を払っている限り供養してもらえるようですが、大都市圏から日数と交通費をかけてお参りすることが次第に負担になってしまうようです。

故郷が遠いとお墓に簡単にお参りできないことを思い悩むわけです。しかも、”永代”といっても永代使用できるわけでなく、一定年数経過後の契約更新には多額の永代供養料が必要になります。そこで、こうした機会に意を決して住まい周辺の霊園などにお墓を持つことが珍しくないわけです。

故郷の墓じまいをして、遺骨をすべて新たに住まい周辺の霊園墓地に埋葬し直して一段落するわけです。