2021年04月19日

コロナウイルス感染で亡くなる人の葬儀で増えた骨葬

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元気に暮らしていた人がコロナ禍感染で入院して数日後に亡くなってしまうと家族などは突然のことで茫然自失になり、葬式の手配などをする気持ちが起こらないでしょう。また、コロナウイルスに汚染された遺体を遺族へ渡すためには医療関係者や遺体を取り扱う関係者すべてが完全防護服を装着して感染防止に努める必要があるわけです。

しかも、遺体を納体袋に入れて搬出するわけですから家族などの気持ちにとても寄り添えない状態です。葬式の準備をするにしても遺体のどこにウイルスが付着しているか、分からないまま納棺した遺体を祭壇に安置していては落ち着いて多くの参列者に来てもらえません。

そこで、周囲の人の安心、安全を確保するためにまず最初に火葬に付してから葬儀を骨葬で行うケースも増えているようです。周囲の人たちへのコロナ禍感染防止を図って安心、安全な葬儀を落ち着いて行おうとする工夫です。

一般的な葬儀スタイルと異なりますがやむを得ない方法と考えられます。元々、骨壺や位牌などを祭壇に置いて葬式を行う風習は昔から東北地方などで散発的に行われているようですからウイルス感染防止策としてのアイディアとして理解できるわけです。遺族などは間を開けて落ち着いてから葬式を行えるのが骨葬のメリットと考えられるようです。