2021年04月27日

悲しみに多くの言葉は不要 シンプルにしたためる

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訃報のお知らせを受け取ったにもかかわらず、どうしても足を運ぶことができない場合に出すのが「お悔みの手紙」です。通夜・葬儀・告別式のいずれかに出席できるならば必要ありません。できるだけ早く、遅くとも初七日までには送ります。

また特有の注意点があります。それは不幸が「重なる」ことが良くないから気を付け、避けなければならないというところからきています。このような際にはパールのネックレスを2重ではなく一連で身に着けるべきだというのは割とポピュラーに知られているところですが、ここでも封筒を二重のものにしてはいけません。

また内容となる文章を書く際にも「たびたび」「重ね重ね」などの重ね言葉は禁物です。便箋も2枚にならないよう長さも1枚でおさまるように書きます。文頭の時候の挨拶は書かず、封筒も便箋もシンプルなものを使います。

香典を添えるならば不祝儀袋には薄墨を用いることを忘れないようにします。香典と一緒には送れないし告別式で読み上げられることもある弔電とは似て非なるものなので注意が必要です。弔電のあと「お悔やみの手紙」を送ると、より丁寧な対応になります。忌み言葉に気を付けながら遺族の気持ちに寄り添って、したためます。